ITパスポートのツボ #4

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ITパスポートのツボ #4

あなたが何かの資格試験に挑戦してみよう、と考えているのならば、私はITパスポート試験をおすすめします。おすすめの理由は、こちらです。

→初心者におすすめ【ITパスポート】

あなたが勉強をせずに資格だけ手に入れたい、と考えているのならば、このブログにその方法はありません。勉強をすることで知識やスキルを身につけたい人だけ、この続きを読んで下さいね。

私自身が勉強してみて、どれくらい知識と理解度があればITパスポート試験の合格基準に達することができるのか、をまとめていきます。
ITパスポート勉強の、進捗度と達成度を確認する方法のひとつとして、この記事を参考にしてもらえれば嬉しいです。チェックリスト方式にしてあります。

全5回予定、この記事は第4回目になります。

 

□開発コストの見積もり方法を理解している
・プログラムステップ法~ソースコードの行(ステップ)数でコストを算出
・ファンクションポイント法~利用者から見た機能に重み付けをして算出
一定のコスト算出基準を設けているのは、システムは見た目で原価が分かりにくいからです。

□スケジュール管理を理解し、アローダイアグラムを書くことができる
・ガントチャート~いつ、何をやるかがわかる
・アローダイアグラム~作業の流れと必要日数がわかる
システム開発全体を円滑に進めるために、スケジュール管理が重要です。管理図表の特徴を押さえましょう。
そして、超!重要なのは『アローダイアグラム』です。
・全体日数
・最早結合点時刻と最遅結合点時刻
・クリティカルパス
これらの要素を完全理解し、アローダイアグラムを自分の力で書けるのが良いでしょう。参考書を使って、しっかり勉強して下さいね。
ITパスポートだけではなく、基本情報処理技術者、応用情報処理技術者、高度試験、いつまでもどこまでも出題されます(笑)。が、とてもありがたいことに、出題の変化球は少ないです。アローダイアグラムの基本基礎を理解すれば、高度試験に対応できます。
全力で覚えて、得点源にしてやりましょう。

□ITサービスマネジメントがわかる
お客様がシステムのみを注文することは少ないです。システムで実現できるサービスを求めています。
(例:通販ソフトウェア、ではなく通販サービスシステム)
このITサービスを効率的、体系的に管理する方法が『ITサービスマネジメント』です。ITサービスマネジメントの教本、ITサービスの管理、運用規則に関するベストプラクティスが『ITIL(InformationTechnologyInfrastructureLibrary)』です。通称、アイティルと呼びます。日々の運用『サービスサポート』、長期的な計画・改善『サービスデリバリ』の2つで構成されています。
聞き慣れない単語が多いですが、お店や会社で、現実社会で、自然と行われていることばかりです。
ITは現実社会の写し鏡。ITだけが独立して存在しているわけではありません。
難しい技術や話が出てきたときほど、現実社会の仕組みと突き合わせて、勉強していきましょう。

□サービスサポートの流れと内容がわかる
サービスサポート~ITサービスの日々の運用に関する作業をまとめたもの。1つの機能と、5つの業務プロセスによって構成される。
【機能】
・サービスデスク(ヘルプデスク)
【プロセス】
・インシデント管理
・問題管理
・構成管理
・変更管理
・リリース管理
細かい内容は参考書に預けますね。
ここで大切なことは『あっさりした解説なのに、試験では踏み込んで出題する』ことです。みなさんの参考書でも、そんなにページ数は割いていないはず。それなのに、出題内容がマニアックになるのがITサービスマネジメントです。
高度試験まで見据えるならば、一度『ITILの参考書』を見ることをオススメします。社会人の方ならば、ITILの内容自体がオススメです。
試験対策だけなら、それぞれの管理プロセス名称と管理内容を、結びつけて覚えましょう。名称から内容、内容から名称、どちらも出題されるため、気を付けて下さい。

□ファシリティマネジメントがわかる
ファシリティ(facility)とは、施設や設備のこと。ファシリティマネジメントとは、施設管理と呼ばれ、設備を適切に管理、改善する取り組み。
ITパスポートでは、用語の意味とUPS(UninterruptiblePowerSupply)の理解があれば、十分です。

□システム監査の意義を理解している
システム監査とは、組織体の情報システムにまつわる様々なリスクに対し、コントロールが適切に整備、運用されているかをチェックすること。ITガバナンスの実現に寄与する。
ITシステムを適切に管理、運用する体制ができているか、確認です。
・なぜ、システム監査が必要なのか?
無駄が多いシステム機材のコストカットができたり、メンテナンスを充実化させ稼働率を上げたり、社会的な信用につながったり、など、メリットがたくさんあるからです。
『監査』と聞くと、あまり良いイメージはないかもしれません(?)が、とっても大切な仕事です。

□システム監査人の立場などを理解している
・外観上の独立性~利害関係がない
・精神上の独立性~客観的である
・職業倫理と誠実性
・専門能力
これら4つは、監査人に求められる要素です。つまり、監査人が『適正』でなければ、監査結果は信頼できないということですね。
監査人が行った監査結果は『監査の依頼人』に報告します。改善命令などを実行させるのは『監査の依頼人』です。
『監査人が適正であること』『改善命令は監査の依頼人が行うこと』は、出題されることが多いです。一度覚えてしまえば、応用問題に対応できるので、しっかり得点しちゃいましょう。

□システム監査の手順と内容を理解している
①監査計画の立案~監査手続きの内容、時期、範囲など
②予備調査~対象の実態把握→『監査手続書』
③本調査~予備調査を踏まえて現状確認など→『監査証書』
④評価、結論~コントールの妥当性の評価→『監査報告書』
細部手続きや、踏み込んだ内容は高度試験区分におまかせしましょう。
Iパス試験では、手順の正しい順序、それぞれの手順で実施される監査内容と作成されるドキュメント、などが出題されます。引っかけ問題は「予備調査」ですね。「予備」とは言いますが、正式な監査手順なので注意して下さい。

□システムの可監査性を理解している
可監査性~処理の正当性やコントロールを監査またはレビューできるように、システムが設計、運用されていること
つまり、監査をする→どの部分のどんな内容?→調べる方法が実装されていない!とならないために、可監査性を組み込みます。
簡単に言えば「業務の内容を検証する仕組みが準備されていること」です。
・プルーフリストの突き合わせ
・アクセスログの確認
などが代表的です。この「仕組みや記録を監査証跡」と呼び、監査証拠のひとつです。用語がややこしいので、違いを覚えましょう。引っかけ問題に引っかからないで下さいね。

□監査報告とフォローアップがわかる
・保証意見~基準に適していることを保証する
・助言意見~欠陥の指摘と改善点の表明
監査報告には、この2種類があります。意見に責任は持ちますが、改善は監査依頼者が実施します。
システム監査人の改善指導をフォローアップと言います。

□プログラミング言語がわかる
・C言語~汎用性が高い
・BASIC~初心者向け
・COBOL~事務処理用
・Java~オブジェクト指向型言語
代表的な言語です。ざっくり覚えておけば大丈夫です。応用問題として出題されたのは、次の2つです。
・インタプリンタ方式
・コンパイラ方式
1つずつ翻訳しながら実行するインタプリンタ方式は、書きながら試すことができるがメリットです。デメリットは、実行速度が遅いこと。
まとめて翻訳するコンパイラ方式は、翻訳後は高速で動かせるのがメリットです。デメリットは、作成途中で確認ができないこと。
違いを理解しておきましょう。

□構造化プログラミングを理解することができる
・順次構造~順に実行
・選択構造~条件で分岐させる
・繰返し構造~条件が満たされるまで繰り返す
プログラムを機能単位の部品に分けて、全体を考えていきます。処理図を覚えて、図で出題されても読み解けるようになりましょう。

□変数を理解している
定数~問題を解いている間は変わらない
変数~問題の中でもいろいろな値に変化する
プログラムの中で、変数はいろいろな値に変化していきます。この変化を理解できるか、図や文字式で出題されます。知識の応用が必要なので、過去問題で練習しましょう。

□アルゴリズムを理解し、フローチャートを描くことができる
・アルゴリズム~作業手順
・フローチャート~流れ図
正直に言います。プログラム関連は、初心者には難しいです。しかし、初心者のうちにしっかり覚えることで、あとから絶大な効果が出ます。諦めずに勉強してみて下さい。

□代表的なアルゴリズムの応用問題が解ける
・二分探索法~データの中央から探索する。探索データが昇順か降順であることが条件。
・バブルソート~隣り合うデータ同士を比べて整列する。
応用問題しか出題されない、と思って良いくらいです。過去問題でしっかり練習しましょう。

□データ構造を理解している
・配列~連続領域に並べる
・リスト~データ同士をポインタで数珠つなぎにする
・木(ツリー)~節点をたどり、データを取り出すことができる
・キュー~先入れ先出し(FIFO:FirstInFirstOut)
・スタック~後入れ先出し(LIFO:LastInFirstOut)
木構造は探索、整列で活用されますが、Iパス試験範囲外なので、基本だけを押さえましょう。イメージはファイル保存の構造です。
キュー、スタックは、ふたつの違いを理解しましょう。自分で図示できるようになると、応用問題も簡単に解けるようになります。英語略称を覚えるのがおすすめです。

□システム構成がわかる
・集中処理~ひとつで全ての処理を行う
・分散処理~全体でひとつの処理を行う
・クライアントサーバシステム~集中処理と分散処理の利点を組み合わせたシステム
この基本を理解することで、故障対策を立てることができます。比較して覚えましょう。

□シンクライアントとピアツーピアの違いがわかる
□オンライントランザクション処理とバッチ処理の違いがわかる
Iパス試験では、用語の意味を理解すればOKです。丸暗記するのではなく、それぞれの用語を対比させて、関連づけて覚えましょう。単独で用語暗記ではモッタイナイですよ~。

□システムの性能指標を理解している
・スループット~仕事量
・レスポンスタイム~システムが依頼を受けて、応答を返し始めるまで
・ターンアラウンドタイム~依頼開始から処理終了まで
性能を評価する3つの指標です。覚えるコツは、用語(英語)の意味に着目することです。
システム全体の性能評価をするために、モノサシ(単位)を合わせて比べている、ということも理解しておきましょう。
これらの処理性能を評価する手法として「ベンチマークテスト」があります。性能測定用ソフトウェアで数値化する方法で、評価の単位ではありません。気をつけましょう。

 

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どんな参考書を使って勉強しても、内容をしっかり理解すれば、合格にたどりつけます。自分に合う参考書を見つけて、勉強を続けて下さいね。