参考書の選び方【選ぶ方法と決める方法】
参考書の選び方【選ぶ方法と決める方法】
あなたはどうやって参考書を選びますか。
せっかく参考書を買って勉強したのに、内容が身につかず、試験に合格できなければ、お金と時間の無駄遣いになってしまいますよね。しかし、書店に行くと、本棚から溢れるほどの参考書があることでしょう。
どれが良い参考書なのでしょうか?
どうやって選び、どうやって決めれば良いのでしょうか?
私は独学でいろんな資格を取得しました。参考書選びに苦労した時期はありますが、今はジャンルにかかわらず、適切に選ぶことができるようになりました。たくさんの参考書に投資した結果を踏まえて、あなたにぴったりな参考書の選び方をお伝えしますね。
選び方の基準は、ふたつです。
- 紙(書籍)
- 今の自分の力量に合うもの
紙(書籍)
電子書籍の参考書を否定するわけではありません。紙(書籍)参考書のメリットが大きいため、こちらをおすすめします。
- 参考書、問題集、ノートなど、全てを机の上に並べて確認できる
- 特定の試験を除き、試験問題は紙(冊子)
電子書籍で参考書や問題集を購入すると、何冊も同時に開いて確認することが難しくなります。問題集で間違えた部分を、参考書で調べて、ノートに書くならば、紙(書籍)が有利です。
資格試験を考えても、試験問題は紙(冊子)で配られます。電子書籍に慣れすぎて、試験問題のページめくりに苦労する人もいます。特にこだわる理由がなければ、紙(書籍)の参考書を選びましょう。
今の自分の力量に合うもの
販売されている参考書で、一番良い参考書はどれですか?と、質問されることがあります。どの参考書も出版社が検討・精査して販売しているので、基本的に全て良い参考書です。選び方の基準は、別にあります。
- その知識がほとんどないなら、入門・初級者向けの参考書
- 専門分野で勉強の実績があるならば、上級者向けの参考書
簡単すぎては飽きてしまうし、難しすぎては覚えられません。つまり、あなたは今の自分の力量を見極めて、力量に合う参考書を見つける必要があるのです。例えば、微分積分を勉強するために、九九の本は買いません。夕食の献立レシピ本が欲しいのに、栄養学事典は買いません。
参考書選びで間違いやすいのは『一番良い参考書を探すために、手間と時間をかけすぎる』ことです。一番良い参考書は、どこにもありません。あなたの力量に合った参考書を見つけて『合格するまで(身につけられるまで)』勉強するのが、一番大切なことです。
具体的な参考書の選び方
実際に具体的な選び方のポイントは、3つです。
- 書店で実物を確認してから購入
- 書評ではなく、自分の感覚を大切にする
- 参考書、問題集など何冊か購入するときは、同シリーズでまとめる
書店で実物を確認してから購入
参考書選びに慣れるまでは、書店で実物を確認してから購入しましょう。参考書のサイズ、重さ、色、文字の大きさ、見やすさなど、使いやすさは人によって変わります。あなたが重視する事項が変われば、購入する参考書は変わります。私は、持ち歩くのが大変でも購入冊数を減らしたいので、記載内容の多い参考書を一冊だけ選ぶように心掛けています。
書評ではなく、自分の感覚を大切にする
『この参考書で合格』『一ヶ月で覚えられる』などという甘い言葉に騙されていけません。この参考書で合格できたのは『この参考書を買ったから』ではなく、『この参考書で“勉強”したから』です。一ヶ月で覚えられたのは『この参考書を買ったから』ではなく、『この参考書で一ヶ月“勉強”したから』です。
例えば、目の悪い人が文字の小さい参考書を買えば、参考書を読むだけで疲れてしまいます。持ち歩いて勉強することの多い人が、重たくて分厚い参考書を買えば、持ち歩くのが面倒になるでしょう。
私は重たい参考書を持ち歩くのは平気ですが、イラストの多いものが苦手です。書評ではなく、あなた自身の感覚を大切にしてあげましょう。
参考書、問題集など何冊か購入するときは、同シリーズでまとめる
この方法は、メリットとデメリットがあります。
同シリーズでまとめるメリット
・解説で使われる用語などが、同じなのでわかりやすい
・一貫性があり、調べやすい
同シリーズで起きるデメリット
・同じ問題が掲載されることが多く、バリエーションが少ない
・見慣れてくると、飽きてしまう
敢えて、いろいろな参考書を使って勉強する方法もあります。あなたの勉強状況にあわせて、検討してみて下さい。
まとめ:参考書の選び方【選ぶ方法と決める方法】
- 紙(書籍)
- 今の自分の力量に合うもの
具体的な選び方は
- 書店で実物を確認してから購入
- 書評ではなく、自分の感覚を大切にする
- 参考書、問題集など何冊か購入するときは、同シリーズでまとめる
この基準を参考にしてもらえれば、あなたに合う参考書を選び当てる確率が上がります。お金と時間を無駄にしないために、あなたにぴったりの参考書を見つけて下さいね。
参考書は、買うだけでは意味がありません。参考書を使って勉強しなければ、お金と時間の無駄遣いになってしまいます。参考書を最大限に活用するため、勉強計画(スケジュール)を立ててみてはいかがでしょうか。
良質な本の選び方は、良質な参考書の選び方に共通しています。もっと詳しい本の選び方を知りたいあなたにおすすめです。