勉強計画を立てる最大のメリットは何ですか？

時間を有効活用でき、進捗と達成度を客観的に確認できる点です。どこが不足しているかが見えるため、修正が容易になります。

後方プランニングとは何ですか？

目標日から現在に向かって学習を割り付ける方法です。締切から逆算することで優先順位と余白が明確になり、複雑な目標ほど効果を発揮します。

チートデイは本当に必要ですか？

必要です。最初から“勉強しない日”を入れることで心の余裕が生まれ、計画倒れを防ぐ“巻き取り日”として機能します。週1回を目安に設定しましょう。

2019.09.02 2025.10.22

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なぜ勉強計画を立てるのか【時間と成果を最大化する方法】

mitsuki

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勉強計画の核心は「時間の有効活用」と「進捗・達成度の見える化」。目標日から逆算する後方プランニングと、あえて休むチートデイで、継続率と合格可能性が一気に上がります。

Contents

なぜ勉強計画を立てるのか【時間と成果を最大化する方法】
- 時間の有効活用
- 進捗度と達成度の確認
勉強計画の立て方
まとめ：なぜ勉強計画を立てるのか【時間と成果を最大化する方法】

なぜ勉強計画を立てるのか【時間と成果を最大化する方法】

あなたが勉強するのは、スキルアップや資格合格という具体的な成果のためです。その成果に最短で到達するための道筋が、勉強計画です。目標を達成するための勉強計画を、あなたは立てることができますか？

まずは、計画を立てるメリットをシンプルに押さえましょう。

時間の有効活用
進捗度と達成度の確認

時間の有効活用

「通勤時間で勉強する」と決めても、何をやるかが曖昧だと他のことに流れてしまい、何もしないまま終わってしまうことでしょう。「明日の通勤は“英単語A-1〜A-3を暗記”」のように内容の詳細を先に決めておくと、すぐ着手できます。

進捗度と達成度の確認

計画がなければ、進んでいるのか遅れているのか判断できません。計画があれば、不足はどこか／どれだけかがわかり、時間配分を柔軟に修正できます。

例えば、あなたが資格試験を受けると仮定します。

どれくらいの知識レベルで合格できるのか
そのために試験日までに、どれだけの勉強が必要なのか
勉強し忘れていることはないか

計画を立ててておけば、いつでも自分の状況を確認することができます。勉強が遅れていれば時間を増やす、進んでいればもう少し深く勉強する、覚えた科目は勉強時間を減らし、苦手な科目は勉強時間を増やす、など、柔軟に対応することができます。

資格試験の合格は「試験日に合格水準へ到達しているか」で決まります。到達管理こそ計画の役割です。計画を活用し、進捗度と達成度を確認しながら、あなた自身を合格ラインまで成長させましょう。

勉強計画の立て方

では、具体的な勉強計画の立て方を紹介します。期日が曖昧な計画は実行力が落ちます。「資格試験を受けるならば、試験日」「海外出張で英会話が必要ならば、出張出発日」など動かない日付を確定させましょう。

目標期日（○月○日）を確定させたならば、事前準備を進めていきます。

何をどれくらい勉強するのかを決める
参考書などを準備する
後方プランニングとチートデイ

何をどれくらい勉強するのかを決める

目的に応じて、必要な内容と粒度を具体化します。

「海外出張のために英会話を勉強する」と決めても、「何を勉強するのか」まで決まるとは限りません。日常英会話で良いのか、仕事でプレゼンができるビジネス英会話なのか、で勉強する内容を変えなければいけないからです。

「日常英会話」と「ビジネス英会話」では、英会話力が違いますよね。また、ビジネス英会話と言っても「自分で話してプレゼンする」のか「通訳がいるので、会議の内容が聞き取れる」だけで良いのか、など、目標に合わせて勉強内容を変える必要があります。

目標を意識をして「何をどれくらい勉強するのか」を明確にしましょう。ビジネス英単語を「話せる」のか「聞き取れる」のか、など目標達成に必要な勉強内容を洗い出しておきましょう。

参考書など準備する

問題集・動画などの総量を見える化します。

何をどれくらい勉強するのかを決めたら、次は、参考書などを準備しましょう。動画コンテンツなどを利用する場合は、コンテンツの量をまとめておきましょう（３０分の講義動画が２０本、など）。

参考書の選び方は、こちらの記事です。

・詳しくはこちら
→参考書の選び方【選ぶ方法と決める方法】

参考書の準備できたら、参考書の科目に沿って勉強量を「１ヶ月」「１週間」「１日」の単位に細分化しましょう。月→週→日へと分割して、必要時間を概算します。この時点ではまだ、勉強計画を立ててはいけません。あくまで、単位に分けて下さいね。

例えば、「３０分の講義動画が２０本」あると仮定します。
「１日１講義視聴」で「２０日間」です。「２日で１講義視聴」ならば「４０日間」です。

例えば、参考書に「６科目」あると仮定します。
「１科目１週間」だと、「勉強完了まで６週間（１ヶ月半）」です。次に、「１科目１週間」を達成するためは「１日何ページ」の勉強になるのかを、確認します。

後方プランニングとチートデイ

ここまでできると、すぐに勉強計画を立てたくなりますよね。ですが、ここで「ちょっとしたコツ」があります。あなたが勉強計画を立てるときに、このちょっとしたコツを活用するだけで「勉強のモチベーションを上げ」「計画倒れを防ぐ」ことができるのです。

そのコツは、この２つです。

後方プランニング：目標から現在に向かって計画を立てる
チートデイ：計画やノルマを敢えてやらない日

後方プランニング

事前に細かい計画を立てた方が、モチベーションは上がりやすいことは、科学的に実証されています。さらに「後方プランニング」を使って計画を立てることで、モチベーションは上がり、プレッシャーが減り、実際のゴール達成率が上がります。

簡単な目標の場合は、前方プランニング（目標に向かって時系列的に計画を立てる）と後方プランニングに大きな差はありません。しかし、複雑な目標や作業（例えば、資格試験の準備など）の場合は、後方プランニングが有利に働くのです。

チートデイ

ダイエットでよく聞くチートデイですが、いろんな目標や計画にも効果があります。勉強計画のチートデイとは、「勉強しない日」を設定することです。あなたの計画にチートデイを設定することは、とてもメリットがあります。

勉強しない日を設定することで、心に余裕が生まれます。モチベーションが上がり、自己コントロール能力が向上します。チートデイまでに勉強がうまくいっていなくても、チートデイに修正することができます。私は、週に１日チートデイを設定しています。計画通りに進めているときは、勉強はお休みし、計画に遅れが出ているときは、この日に修正します。

１日、１週間、1ヶ月の勉強量は、先に確認済みです。あとは、この２つのコツを活用して、あなたに合った勉強計画を立てるだけです。