ギア
PR

シューズを選ぶ前に確認しておくこと【論理的分析】

bowling
記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

ボウリングシューズの決め方

ハウスシューズもしくは入門用マイシューズから、本格的なマイシューズへ移行する場合、シューズを選ぶ前に確認しておくべきことがある。

それは、自分のシューズの決め方である。

「自分の足に合ったシューズを選ぶ」

確かにその通りである。

しかし、ボウリングシューズが「自分の足に合う」とは、どのような状態を指すのか、ここでしっかり考えてみたい。

スポーツを行う場合、どの競技でもシューズの選び方はとても大切である。自分のポジションや競技特性に合わせた上で、足に合うことが重要だからだ。

ところでみなさんは、普段履く靴をどのように選んでいるのだろうか。
自分の実寸に合わせて?
フッティングで?
見た目で?

例えば、年一回以上ジョギング・ランニングを実施する人は年々増加(笹川スポーツ財団「ジョギング・ランニング人口」調べ)しているが、ランニングで故障したことがあるか質問をすると、およそ九割の人がなにかしらの故障をしたことがあると回答している(RUNNNETアンケート)。アメフトやラクビーのように激しい接触のあるスポーツでもなければ、柔道やボクシングのように闘う競技ではないランニングで、何故ケガをしてしまうのだろう。

BROOKS公式では、初心者の間違ったシューズ選びも故障の原因として、大きく取り上げている。

もう一度、質問しよう。

みなさんは、普段履く靴をどのように選んでいるのだろうか。
自分の足に合ったシューズを選んでいるのだろうか。

普段履く靴以上に、スポーツシューズはきちんと考えて選ぶ必要があるのだ。いくつかの競技とそのシューズの選び方を紹介しよう。

・ジョギング・ランニング
 足の指が親指も小指も自由に動かせる
 通常サイズとの比較:+1.0~1.5cm

・サッカー
 シューズが正しい屈曲位置で曲がり、つま先の上部を押しても中敷きに触れない
 通常サイズとの比較:+0.5cm(+0.1では小さく、+1.0では大きすぎる)

・野球
 トレーニング用と本番用を別に用意する
 トレーニング用は、足の負担が少ない代わりに機能性が低い
 本番用は、機能性が高い代わりに足の負担が大きい
 通常サイズとの比較:+0.5~1.0cm

・バドミントン
 左右の動きが多く、激しいため、足の指が自由に動かせるもの
 通常サイズとの比較:+1.0~1.5cm

・バレーボール
 ポジションで動きの特性が変わるため、ポジションに合わせて選ぶ
 通常サイズとの比較:+1.0cm

・バスケットボール
 ポジションで動きの特性が変わるため、ポジションに合わせて選ぶ
 通常サイズとの比較:+0.5~1.0cm

・スピードスケート
 ガチガチでビタビタのフィットが必要(力点までの距離が100mmもあるため)
 通常サイズとの比較:±0(むしろ普段よりきつくなることがある)

これらの競技のシューズの選び方から、分析できることがある。

運動の動き幅が大きい競技(上記、ランニング、バドミントンなど)は、通常サイズよりも余裕を必要としており、脚力の効率的な伝導が求められる競技(上記、サッカー、スピードスケートなど)は余裕をできる限り少なくしたいと考えられる。

では、ボウリングシューズはどう考えれば良いのだろう?

左右で違うシューズ、ヒールパーツとソールパーツに違う役割を求めるボウリングは、脚力の効率的な伝導が求められる競技に含まれるだろう。つまり、通常サイズとの比較では、余裕をできる限り少なくするのが答えのひとつとなる。

自分のシューズの決め方

ではここまでの分析結果を踏まえて、自分のシューズの決め方を考えていこう。

実寸を確認する

シューズ専門店などで計測してもらえると良いのだが、計測だけお願いするのはなかなか難しいと思われる。

「自宅で簡単に足のサイズを測る方法」や「足のサイズを測るアプリ」など、実寸を確認する方法はたくさんあるので、いずれかの手段を使い、自分の実寸を確認しよう。
確認しておくべき数値は、3つある。

  1. 足長:かかとから一番長い指までの長さ(サイズを決める基本値)
  2. 甲幅:一番膨らんでいる親指と小指の根元までの長さ(足幅に関わる数値)
  3. 足囲:一番膨らんでいる親指と小指の根元までの周囲(甲の高い、低いが関わる数値)

実寸がわからなければ、適切なシューズを選ぶことはできない。また、実寸だけで、適切なシューズを選ぶこともできない。シューズ選びの基本基礎として、この数値を確認しておこう。

靴下とインソール

靴下は薄手がよいのか?それとも厚手なのか?スポーツ専用の着圧や滑り止め加工などが施されるなど、種類は豊富である。インソールも同様に、アーチサポートや衝撃吸収など、こちらも種類が豊富である。

靴下とインソールで大切なことは、「常に同じ条件を維持」することである。

例えば、薄手と厚手のものを何も考えずに使うということは、その日履いている靴下によって、シューズのフィット感が変わってしまい、パフォーマンスに影響を及ぼすということである。インソールを入れたいと考えるのであれば、最初から使いたいインソールを準備して、シューズフッティングをしなければいけない。

つまり、シューズを選ぶ前に、競技に使う靴下とインソールを先に決めてしまうのだ。また、この条件を踏まえた上で言えることは、靴下とインソールは個人の好みで良いということだ。

厚手の靴下が好みであれば、競技のときには、同じ厚手の靴下を着用すればよい。インソールを入れたいのであれば、インソールを含めてフッティングを行い、サイズを調整し、常に同じインソールを使えば良いのである。

この順序を逆にしてしまうと、シューズフッティングが格段に難しくなる。

カットの高さを考慮する

  • ローカット:くるぶしより下
  • ミッドカット:くるぶしが隠れるくらい
  • ハイカット:くるぶしまで覆う

適切なカットの高さを考える場合、自分の歩き方に注目する必要がある。ボウリングは歩く歩数が少ないため、足首を使って歩行するタイプには、ハイカットはあまり向かない。歩く歩数が少ないからこそ、普段履いている靴や自分の歩き癖などを考えて、しっかり吟味して欲しい。

ダイヤル式か紐式か

・ダイヤル式
 メリット:着脱が簡単、締めた状態から解けることがない、手にグローブなどをしていても着脱が容易である
 デメリット:足首に近いところが締まりやすくつま先側が締まりにくいことがある、アッパー全体(足の甲側の部分)で足を包み込めない

・紐式
 メリット:アッパー全体で足を包み込むことができる、紐の交換が容易(平紐、丸紐などへの交換も可能)
 デメリット:紐を結ぶ手間がかかる、紐が劣化する、紐が緩み解けることがある、結んだ後の紐が邪魔になることがある(転倒などの原因となる)

ダイヤルか紐かを決める決め手にできるのは、実寸である。自分の足の形が、シューズコンセプトに合っているのであれば、どちらでもかまわないだろう。

もし、自分が足幅が広いとか甲高であるとか。逆に足幅が狭く、甲が低いなどという特徴や悩みがあるのならば、柔軟にフッティングさせられる紐式を選ぶ方が良いだろう。ダイヤル式はとても利便性が高いが、足に自由にフィットさせる作りにはなっていないからである。

まとめ:シューズを選ぶ前に確認しておくこと【論理的分析】

自分の足に合ったシューズを選ぶための準備は、これで完了した。あとは、あなたに合ったシューズの決め方を、あなた自身で決めるだけである。ご健闘を祈る。

 

↓ 以下、本記事のまとめ

・ボウリングシューズの決め方
→左右で違うシューズ、ヒールパーツとソールパーツに違う役割を求めるボウリングは、脚力の効率的な伝導が求められる競技に含まれるだろう。つまり、通常サイズとの比較では、余裕をできる限り少なくするのが答えのひとつとなる。

・自分のシューズの決め方
 ①実寸を確認する
 →足長、甲幅、足囲の数値を計測する
 ②靴下とインソール
 →シューズを選ぶ前に、競技に使う靴下とインソールを先に決めてしまう
  決める靴下とインソールは個人の好みで良い
 ③カットの高さを考慮する
 →足首を使って歩行するタイプには、ハイカットはあまり向かない
 ④ダイヤル式か紐式か
 →決め手は、実寸
  足に特徴や悩みがあるなら、柔軟にフッティングさせられる紐式

ABOUT ME
満稀(みつき)
満稀(みつき)
全くボウリングに向いていない運営者
ボウリングに向いている部分は、なにひとつありません。なにひとつ向いていないからこそ、ひとつひとつに対して、ボウリングについて真剣に考えます。
【スポンサーリンク】
記事URLをコピーしました