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日本語検定2級を受検してみた

mitsuki
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職場で日本語の使い方を見直すため、日本語検定2級に挑戦。敬語や漢字の難しさを痛感しましたが、日常で活かせる学びが多く得られました。

日本語検定2級を受検してみた

職場でカタカナ用語が飛び交う中、「日本語の使い方」に違和感を覚え、日本語検定2級を受検しました。日本語そのものへの興味からの挑戦でもあり、これから受検を考えている方に、私の体験が参考になればうれしいです。

受検してみて感じたことを、次の3点にまとめました。

  • 日本語検定とは?
  • 参考書と勉強方法
  • 「身につける」ということ

日本語検定とは?

サイト:日本語検定

日本語を使うすべての人のための検定です。

普段私たちが何気なく使っている日本語ですが、思わぬ勘違いや思い違いも多く見られます。 日本語検定は、日本語を正しく使えるようになるための手立てとなります。

特定非営利活動法人 日本語検定委員会:日本語検定とは?

「日本語を使うすべての人のための検定」――この言葉に惹かれて受検を決めました。(TOEICでは、こてんぱんにやっつけられております。)

日本語検定は、年齢・職業・国籍を問わず誰でも受けられる資格で、年2回(6月・11月)、全国80以上の都市で実施されます。

受検は「級」での申し込みです。一般的には3級が平均レベルであり、各級ごとに目安のレベルが設定されています。

  • 1級:社会人上級レベル
  • 2級:大学卒業〜社会人中級レベル
  • 3級:高校卒業〜社会人基礎レベル
  • 4級以下:中学生〜小学生レベル

出題は6領域+総合問題。各領域で50%未満を取ると不合格となります。つまり、ひとつ50%に満たない領域があれば、他領域がすべて満点であっても、認定されません。

また、各級ごとに総合得点率が設定されており、この得点率を突破する必要があります。2級では総合得点率75%以上が認定基準です。

私は初受検で2級に挑戦しましたが、本当に難しかったです。パソコン変換に慣れてしまっているので「漢字」に苦戦すると予想していたのですが、「敬語」の用法をきちんと覚えられずに撃沈してしまいました。

参考書と勉強方法

日本語検定向けの参考書や問題集は多くありません。私が実際に使った3冊はこちらです。

(Amazon)日本語検定公式過去問題集 2級
(Amazon)日本語検定公式テキスト・例題集 「日本語」上級
(Amazon)日本語検定 必勝単語帳 発展編

問題と答えだけを丸暗記してしまうと、応用が利かなくなってしまいます。本番の問題に合わせて解答を選ぶことができなくなってしまいます。もちろん、試験問題対策や過去問題の練習は重要ですが、一定量の問題集だけ解ければ合格できるとは考えられません。

敬語や語彙、漢字を“使いながら”覚える――それが最も効果的な勉強法だと感じました。例えば、普段から誤った敬語の使い方をしていては、試験問題で正答を選ぶことができません。意味や成り立ちを理解せずに漢字の書き取りの練習をしていても、文章に合わせた漢字や単語を選び出すことはできません。本番で出題文の意図を読み取り、適切な表現を選ぶには、日常生活の中で日本語に触れ続けることが大切です。

この試験は「一夜漬け」に最も向いていないタイプの資格です。

「身につける」ということ

「参考書と問題集で丸暗記!(一夜漬け!)」では、必要な場面で使うことができません。敬語で話したいときに適切な敬語で話せること、すらすらと敬語が出てくること、が大切です。

日々の日本語に対する努力の積み重ねが、大きな力の差となります。勉強したことを「身につける」ことが試験対策であり、試験勉強の成果となります。日本語検定で学んだ知識を、自然に使えるようになることが本当の意味での合格だと思います。

敬語を正しく話す、文章に合った言葉を選ぶ、相手に伝わる表現を使う――その積み重ねが力になります。

これから日本語検定を受けてみようと思う方へ

2022年現在、CBT方式(パソコン受検)はなく、試験会場での筆記形式受検です。年に2回、6月11月に計画されています。上級以外であれば1〜2か月の準備期間でも十分に対応できます。

ただし、日頃から正しい日本語を意識することが最も重要です。特に「敬語」と「漢字」は日常の中で自然に触れる時間を増やすことで定着します。

私は、機会があれば、また受検したいと考えています。次に受検するときのためにも、日頃から「日本語」に対する意識を高めておきます。「敬語」「漢字」は、しっかり理解することで記憶していこうと思いました。

まとめ:日本語検定2級を受検してみた

受検を通じて感じたポイントは3つです。

  • 日本語検定とは?:誰でも挑戦できる総合的な日本語力試験
  • 参考書と勉強方法:丸暗記ではなく日常で使うことが大切
  • 「身につける」ということ:知識を使ってこそ学びになる

日本語検定は、勉強して損のない資格のひとつです。もし「何か資格を取りたい」と考えているなら、この検定を候補に入れてみてください。みなさまが日本語を読んだり書いたり話したりする限り、勉強をして損のない資格です。

私も受検を通して、日本語への意識が確実に変わりました。(追記:令和4年度第2回日本語検定2級 認定されました。)

【使用参考書】
(Amazon)日本語検定公式過去問題集 2級
(Amazon)日本語検定公式テキスト・例題集 「日本語」上級
(Amazon)日本語検定 必勝単語帳 発展編

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満稀(みつき)
満稀(みつき)
大人だからこそ効率的に勉強したい運営者
独学で高度情報処理(プロマネ・システム監査など)や簿記・FPに合格。調理師など異色の資格にも挑戦してきました。資格・学びを資産へ変える実践を続け、そのための工夫や気づきを発信しています。

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