TOEICに初挑戦しました。【初受験感想と役立った参考書の紹介】
TOEIC初挑戦では、第二言語学習の難しさと計画通り進めない現実を痛感しました。試験対策と実力育成の両立が課題でしたが、役立った参考書を紹介します。
TOEIC初受験の感想
英語は苦手中の苦手!!
ですが、それでも、自分を成長させる方法として「TOEIC初挑戦」に踏み出しました。外国語を学ぶメリットは科学的にも多く、脳機能の向上や思考の柔軟性を高めるといわれています。
私のTOEIC初受験と英語学習の感想を、5つにまとめました。これからTOEIC受験や英語学習を考えているけれど、英語は苦手なんだよなぁ…と感じているあなたの参考にしてもらえると嬉しいです。
1:第二言語の学習は、想像していた以上に難しい
勉強にとにかく時間がかかりました。
私はこれまで多くの資格試験を受けてきましたが、英語学習ではその経験が通用しない場面が多く、調べて理解して覚えるという過程すべてに時間が必要でした。わからないことを調べて、理解して、覚えて…の手順一つ一つに手間がかかります。手間がかかるほど、時間が消費されます。
そして、手間をかけたからと言って、努力がすぐ成果につながらない点も、難しさを感じた理由です。
2:勉強計画通りに進めるのが、難しい
先に述べたように、時間がかかる分だけ、当初の学習計画を何度も修正しました。
何度もリスケジュールをしましたが、うまく計画を作ることができず、結果、計画通りに勉強することができませんでした。英語力と学習内容の現状を正確に把握できていなかったため、無理のあるスケジュールを組んでしまったことが原因です。
3:勉強の手応えを感じられず、身についた感覚がない
一朝一夕では成果が出ないことを痛感しました。
英単語を覚えても、文法を理解しても、すぐに点数が上がるわけではありません。「できるようになる」「できるようになった」実感がつかめず、モチベーションの維持が難しかったです。モチベーションを保てないまま、計画の勉強をゴリ押しして、「勉強して受験することだけを達成」した形です。
4:実践の英会話にTOEICが必要なのかは、人による
TOEICの必要性の判断は、とても悩ましい問題です。なぜならば、TOEICの内容は日常会話というよりビジネス寄りだからです。
仕事(職務)や就職でTOEIC点数を求められなければ、無理に受験する必要はないと感じました。もちろん、TOEICの点数を取れること自体は良いことです。
しかし、無理にTOEICにこだわるよりも、あなた自身が必要としている英語力のために英語学習をする方が、効率的であり合理的だと思います。
5:TOEICは試験である
TOEICはあくまで「試験」です。したがって、「試験対策」「試験勉強」の効果が得点に直結します。当然、何の英語力も知識も身についていなければ、試験対策や試験勉強だけで、高得点を取ることはできません。
ただし、択一式マークシート試験であり、TOEIC試験傾向の分析などが行われているため、「試験対策」や「試験勉強」で、一定の成果を上げられることも事実です。
TOEICは試験ですが、身につく英語学習を積み重ねた上で、私は試験対策や試験勉強を活用したいと思いました。
実際に使って良かった参考書

英語学習を始める前に読んで欲しい一冊です。
何となく英語ができればいいな、などの甘い考えは、すっぱり切り捨てましょう。「第二言語習得の難しさ」「時間と努力の必要性」を科学的根拠とともに説明してくれます。“楽して身につく”ではなく、“合理的に楽しく続ける”ためのヒントが詰まっています。
勉強しているのになかなか語彙力がつかない、と悩んでいる方にもオススメできる一冊です。

(Amazon)はじめてのTOEIC L&Rテストきほんのきほん
TOIEC初受験の方には、TOIEC専用参考書を一冊読んでもらいたいです。何故ならば、試験概要がまるごと(素のまま)勉強できるからです。各セクションの出題形式を知ることは、試験本番で役立ちます。私は英語力が低いため、この『きほんのきほん』参考書を選びました。あなたの英語力に合わせた一冊を選んで頂ければ良いと思います。
TOIECの各スコアと日本英語検定協会のレベルをすりあわせると、大まかですが、下記のようにまとめることができます。
- 300点(英検3級)→中学校卒業程度
- 400点(英検準2級)→高校中級程度
- 500点(英検2級)→高校卒業程度
- 600点(英検2級A)→英検2級に合格し、4技能合計CSEスコアが2150点以上
TOIEC参考書は、本当にたくさん出版されていますが、「目標点数」を基準として表示されているものが多いです。あなたの参考書選びの参考にしてもらえると嬉しいです。

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大学受験向けながら、体系的に文法を理解できる名著です。
この2冊で体系的に文法を覚えることができれば、TOIECでこれ以上の文法勉強は不要でしょう(満点を目指す場合などは除く)。ただし、大学受験向けの参考書のため、かなり難易度が高いです。また、TOIEC参考書ではないため、出題傾向が全く違います。
TOEIC対策書ではありませんが、解説のわかりやすさは一級品です。一度で文法を固めたい人に最適な参考書です。

TOIECは、語彙力が必須です。
- 中学校で習う約900語
- 高校で習う約2,000語(つまり、高校卒業までに約3,000語を学ぶ)
- 東京大学の入試合格に必要なのは、約6,000語
- 英字新聞や雑誌を不自由なく読めるには、約10,000語
- ネイティブの平均語彙数は30,000語
高校卒業までしっかり勉強していても、しかもそれらをしっかり覚えたままだとしても、第二言語習得を目指すには、語彙数の拡充が欠かせません。自分に合う単語帳を選びましょう。

学習した文法や単語を本番で発揮する“技術書”です。
勉強して覚えた文法、単語を活用するための一冊です。タイトルだけ見ると、勉強しないで点数を取れるのか!?などと勘違いしてしまいそうですが、この「技術」は勉強して身につけた力を発揮する手助けをしてくれるだけです。
英語力ゼロでは効果はありませんが、基礎を身につけた人にとって得点アップの大きな助けになります。
不完全燃焼のため、もう一度受験を目指します
苦手な英語勉強から逃げ出さないために、今回は目標期間を短く設定しました。この挑戦では、準備期間がわずか9週間。結果は満足できるものではありませんでしたが、学びは大きかったです。
特に次の2点を今後に生かします。
- 自分の現状把握と勉強内容の整理
- 実現可能な勉強計画の立案
そして、TOEIC初挑戦で、私にとって一番の成果は、こちらです。
- どの参考書も簡単に思えるようになったこと
参考書が英語で書かれていない、つまり、日本語で説明されている参考書というだけで、とても簡単に感じられるようになりました。英語ではないというだけで、よくわからないプレッシャーから解放されたのです。超!苦手に取り組んだ、私にとって一番のご褒美です。
まとめ:TOEIC初受験の感想
- 第二言語の学習は、想像していた以上に難しい
- 勉強計画通りに進めるのが、難しい
- 勉強の手応えを感じられず、身についた感覚がない
- 実践の英会話にTOEICが必要なのかは、人による
- TOEICは試験である
もしもあなたが、TOEICに初挑戦してみようと考えているのならば。
勉強はとても大変だし、すぐに英語力が身につく保証はないけれど。
私はあなたを、全力で応援します。
まとめ:おすすめ参考書一覧
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