なぜ勉強計画を立てるのか【計画のメリットと計画の立て方】
なぜ勉強計画を立てるのか【計画のメリットと計画の立て方】
あなたが勉強するのは、スキルアップや資格取得のためです。あなたが勉強計画を立てるのは、スキルアップや資格取得という目標を達成するためです。
目標を達成するための勉強計画を、あなたは立てることができますか?
私は、勉強でも仕事でも、計画を立てています。なぜならば、計画を立てておくことで時間に余裕ができ、継続しやすくなり、効率的に実行できるからです。まずは、あなたが勉強計画を立てるメリットを2つ、お話します。
- 時間の有効活用
- 進捗度と達成度の確認
時間の有効活用
通勤時間は勉強をする、と大雑把に決めていても、勉強する内容を決めていなければ「別のこと」をやってしまったり、「何を勉強しようかな」と考えているうちに、何もしないまま終わってしまうことがあるでしょう。きちんとした勉強計画(内容の詳細)があれば、「明日の通勤中は○○を勉強」と決まっているため、取り組みやすくなります。
進捗度と達成度の確認
計画を立てていなければ、勉強が進んでいるのか、遅れているのかがわかりません。あらかじめ計画を立てておくことで、進捗度と達成度を明確にすることができます。
例えば、あなたが資格試験を受けると仮定します。
- どれくらいの知識レベルで合格できるのか
- そのために試験日までに、どれだけの勉強が必要なのか
- 勉強し忘れていることはないか
計画を立ててておけば、いつでも自分の状況を確認することができます。勉強が遅れていれば時間を増やす、進んでいればもう少し深く勉強する、覚えた科目は勉強時間を減らし、苦手な科目は勉強時間を増やす、など、柔軟に対応することができます。
資格試験は、試験日に合格水準に到達していることが最終目標です。計画を活用し、進捗度と達成度を確認しながら、あなた自身を合格ラインまで成長させましょう。
勉強計画の立て方
では、具体的な勉強計画の立て方を紹介します。目標期日がある場合、その日に間に合わなければ意味がありません。「資格試験を受けるならば、試験日」「海外出張で英会話が必要ならば、出張出発日」などです。
これらの目標期日がいつなのか(○月○日)を明確にし、事前準備を行います。
- 何をどれくらい勉強するのかを決める
- 参考書などを準備する
- 後方プランニングとチートデイ
何をどれくらい勉強するのかを決める
「海外出張のために英会話を勉強する」と決めても、「何を勉強するのか」まで決まるとは限りません。日常英会話で良いのか、仕事でプレゼンができるビジネス英会話なのか、で勉強する内容を変えなければいけないからです。
「日常英会話」と「ビジネス英会話」では、英会話力が違いますよね。また、ビジネス英会話と言っても「自分で話してプレゼンする」のか「通訳がいるので、会議の内容が聞き取れる」だけで良いのか、など、目標に合わせて勉強内容を変える必要があります。
目標を意識をして「何をどれくらい勉強するのか」を明確にしましょう。ビジネス英単語を「話せる」のか「聞き取れる」のか、など目標達成に必要な勉強内容を洗い出しておきましょう。
参考書など準備する
何をどれくらい勉強するのかを決めたら、次は、参考書などを準備しましょう。動画コンテンツなどを利用する場合は、コンテンツの量をまとめておきましょう(30分の講義動画が20本、など)。
参考書の選び方は、こちらの記事です。
参考書の準備できたら、参考書の科目に沿って勉強量を「1ヶ月」「1週間」「1日」の単位に細分化しましょう。この時点ではまだ、勉強計画を立ててはいけません。あくまで、単位に分けて下さいね。
例えば、「30分の講義動画が20本」あると仮定します。
「1日1講義視聴」で「20日間」です。「2日で1講義視聴」ならば「40日間」です。
例えば、参考書に「6科目」あると仮定します。
「1科目1週間」だと、「勉強完了まで6週間(1ヶ月半)」です。次に、「1科目1週間」を達成するためは「1日何ページ」の勉強になるのかを、確認します。
後方プランニングとチートデイ
ここまでできると、すぐに勉強計画を立てたくなりますよね。ですが、ここで「ちょっとしたコツ」があります。あなたが勉強計画を立てるときに、このちょっとしたコツを活用するだけで「勉強のモチベーションを上げ」「計画倒れを防ぐ」ことができるのです。
そのコツは、この2つです。
- 後方プランニング:目標から現在に向かって計画を立てる
- チートデイ:計画やノルマを敢えてやらない日
後方プランニング
事前に細かい計画を立てた方が、モチベーションは上がりやすいことは、科学的に実証されています。さらに「後方プランニング」を使って計画を立てることで、モチベーションは上がり、プレッシャーが減り、実際のゴール達成率が上がります。
簡単な目標の場合は、前方プランニング(目標に向かって時系列的に計画を立てる)と後方プランニングに大きな差はありません。しかし、複雑な目標や作業(例えば、資格試験の準備など)の場合は、後方プランニングが有利に働くのです。
チートデイ
ダイエットでよく聞くチートデイですが、いろんな目標や計画にも効果があります。勉強計画のチートデイとは、「勉強しない日」を設定することです。あなたの計画にチートデイを設定することは、とてもメリットがあります。
勉強しない日を設定することで、心に余裕が生まれます。モチベーションが上がり、自己コントロール能力が向上します。チートデイまでに勉強がうまくいっていなくても、チートデイに修正することができます。私は、週に1日チートデイを設定しています。計画通りに進めているときは、勉強はお休みし、計画に遅れが出ているときは、この日に修正します。
1日、1週間、1ヶ月の勉強量は、先に確認済みです。あとは、この2つのコツを活用して、あなたに合った勉強計画を立てるだけです。
まとめ:なぜ勉強計画を立てるのか【計画のメリットと計画の立て方】
勉強計画を立てるメリットは、2つです。
- 時間の有効活用
- 進捗度と達成度の確認
具体的な勉強計画の立て方です。
- 何をどれくらい勉強するのかを決める
- 参考書などを準備する
- 後方プランニングとチートデイ
あなたが勉強するのは、スキルアップや資格取得のためです。あなたが勉強計画を立てるのは、スキルアップや資格取得という目標を達成するためです。
目標を達成するための勉強計画を立てて、あなたの目標を達成しましょう。
勉強だけではなく、あなたが計画を立てて実行し、目標を達成するコツが集約されています。仕事の目標達成にも、もちろん活用できますよ。