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大人の国語力が上がらない理由【読書だけでは伸びない3つの壁】

mitsuki
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大人が国語力を伸ばせないのは、難しい本を選びがちで、書く・話す練習が足りないからです。国語力を本気で上げたいなら、入門書からはじめ、アウトプットを増やすことが近道です。

大人の国語力が上がらない理由【読書だけでは伸びない3つの壁】

あなたは「国語力がありますか?」と聞かれたら、どう答えますか?あなたの国語力をチェックするため、次の質問に答えてみて下さい。

  • 相手の言いたいことを、すぐに理解することができるか?
  • 自分の伝えたいことを、相手に理解してもらうように話すことができるか?
  • 相手にわかりやすい文章、メールなどを書くことができるか?

とても簡単な質問なので、あなたの回答はすべて「Yes」になったことでしょう。しかし実際は、「顧客の希望が十分に理解できず、交渉に時間がかかった」「商品メリットをうまく説明できず、契約してもらえなかった」「メールをしたのに、内容を勘違いされてしまった」など、多くの人がここでつまずいています。

つまり、大人の国語力は日々試されているのです。話を理解すること、伝わる話ができること、伝える文章を書けること、これらは資格スキルとは違いますが、大人として身につけておきたいスキルです。きっとあなたも、一度くらいは「国語力を上げたい」と読書や勉強をしたことがあるでしょう。しかし、自分が理想とする国語力は身についていないのではありませんか?

どうして大人は、読書や勉強で、国語力が伸びないのはなぜでしょうか?私は、大人の国語力が上がらない理由は3つある、と考えています。

  • 高難易度の読書
  • 話し言葉と書き言葉の分離
  • アウトプットの量が少ない

高難易度の読書

「社会人の教養」「知的生産」「大人の読解力」といったタイトルの本は魅力的ですが、自分の国語力に合っていないと、内容が理解できず挫折してしまいます。

読書で最も大切なのは、“自分のレベルに合った本”を選ぶことです。難しい本を読むより、理解できる本を繰り返すほうが確実に力がつきます。

・詳しくはこちら
→参考書の選び方【選ぶ方法と決める方法】

キャッチコピーではなく、いまの自分に合う入門書を選ぶこと。これが、読書の成果を出すための第一歩です。

話し言葉と書き言葉の分離

話すのが得意な人でも、文章を書くと伝わらない。
逆に、文章は上手でも、会話になると説明がまわりくどい。

これはとてもよくある現象で、この現象が起きる原因は、話し言葉と書き言葉が別物だからです。話すときは「感情・間・反応」を意識し、書くときは「構造・順序・明確さ」を意識する必要があります。

どちらも“国語力”の一部であり、場面に合わせて言葉のスタイルを切り替えられる人ほど、伝える力が強いのです。

アウトプットの量が少ない

「読む」「書く」「話す」はそれぞれ別のスキルです。読書(インプット)だけでは、書く・話す(アウトプット)は上達しません。例えば、スピーチが得意な人だからといって、読書好きだと言えるでしょうか?小説や論文を書く人が、スピーチを得意にしているでしょうか?

  • 読む → 情報を理解する
  • 書く → 思考を構造化する
  • 話す → 相手に伝える

国語力とは、この3つを循環させる力です。読んだことを人に話す、短くまとめて書く。これだけでも国語力は大きく伸びます。「話すこと」と「書くこと」の国語力を上げるために、アウトプットの練習をしましょう。

大人の国語力を上げる方法

では、何をすれば国語力を上げることができるのでしょうか。私は、入門書からの勉強をおすすめします。

入門書からの勉強

本気で国語力を上げたいなら、恥ずかしがらずに“入門書”からはじめましょう。学び直しの初期ほど、「最短で上達」などの言葉に惹かれがちですが、基礎を飛ばすと結局また壁にぶつかります。

マンガ版や「こどもでもわかる」シリーズなど、内容をすべて理解できるレベルから始めるのがコツです。国語の学びは「理解できる楽しさ」がモチベーションになります。

おすすめの入門書

(Amazon)はじめての論理国語 小3レベル

このシリーズは「子どもに教える保護者向けの解説書」がセットになっているため、説明が丁寧で、基礎の理解を大人にもわかりやすく伝えてくれます。私がおすすめする理由は3つあります。

この本をおすすめする理由

ひとつめは、レベル設定が明確であり、真の入門書であることです。小1レベルから開始され、小6レベルまで少しずつ難しくなっていくため、苦手な部分は繰り返し勉強することができます。

ふたつめは、解説書の説明がとてもわかりやすいことです。こどもに教える保護者のための解説書、という観点から書かれているため、説明はわかりやすく親切です。こどもに教えるコツや採点のポイントなど、大人が理解すべきことがまとめられているのも良いですね。

みっつめは、ドリル形式でアウトプットが自然に増えることです。また、解答は別冊なので、答えを見ずに自分で考えながら進められます。

実際に、私が勉強してみたところ、大人がこの参考書を使うなら「小3レベル」スタートが最適だと感じました。簡単すぎず、難しすぎないスタートラインになるでしょう。簡単すぎず、難しすぎない――理解と達成感が両立します。

あなたが国語力を上げるための参考書探しに苦労しているのなら、ぜひ一度、手に取ってみて下さい。

まとめ:大人の国語力が上がらない理由【読書だけでは伸びない3つの壁】

大人の国語力が上がらない理由は、3つあります。

  • 高難易度の読書
  • 話し言葉と書き言葉の分離
  • アウトプットの量が少ない

国語力を高める近道は、「入門書からの再学習」と「小さなアウトプットの積み重ね」です。読むだけの勉強から、話す・書く勉強へ。それが“大人の国語力”を取り戻す第一歩です。

【紹介書籍】
(Amazon)はじめての論理国語 小3レベル

ABOUT ME
満稀(みつき)
満稀(みつき)
大人だからこそ効率的に勉強したい運営者
独学で高度情報処理(プロマネ・システム監査など)や簿記・FPに合格。調理師など異色の資格にも挑戦してきました。資格・学びを資産へ変える実践を続け、そのための工夫や気づきを発信しています。

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