アイロン編【ご長寿シリーズ】
アイロンを長持ちさせる秘訣は、定期的な掃除・水の管理・温度設定・使用後の片付けです。ちょっとした工夫で寿命は驚くほど延び、シンプルライフに欠かせない相棒になります。
アイロン編【ご長寿シリーズ】
シンプルライフを追求する中で、長く使える「ご長寿家電」が、私にとってとても大切な存在になっています。
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→冷蔵庫編【ご長寿シリーズ】
あなたの身の回りにも、長年使い続けているモノはありますか?今回は、家電の中でも比較的小さな存在である「アイロン」を中心にお話しします。小さな家電でも、工夫や手入れ次第で驚くほど長持ちさせることができるのです。
- アイロン
- アイロン台
- 電気マルチタップ
- スーツ(パンツ)
アイロン

私が就職と同時に購入したアイロンは、洋裁や和裁に夢中になっていた頃に大活躍してくれました。長年使ってきたためプレートには傷があり、外観も年季が入っていますが、今でも現役で働いてくれています。
私は、スチーム機能をほとんど使っていません。水を使う家電はどうしても内部劣化やカルキ詰まりを起こしやすいため、必要がなければ避けるようにしています。私は代わりに霧吹き(ボトルスプレー)を使うスタイルを取り入れました。同じ理由で、冷蔵庫の製氷機も使わず、製氷皿で氷を作っています。
電化製品として水を利用するタイプであっても、水は劣化の原因になる場合があるため、不要であれば、水(スチーム)を使わない方が長持ちすると考えています。同じ理由で、私は冷蔵庫の製氷機も使っていませんが、これも特に不便を感じていません。
「本当にスチームは必要か?」
「製氷機はなくても困らないのでは?」
生活の中でこうした小さな疑問を持つことで、モノとの付き合い方がシンプルになり、結果的に長寿命につながっているのだと感じます。アイロンはシンプルな機能で十分力を発揮してくれる、私にとってかわいい家電のひとつです。
アイロン台
アイロンと一緒に購入したアイロン台も、今なお活躍中です。カバーは自作して定期的に交換していますが、台本体は一度も壊れることなく長年使えています。
使い続けているうちに気づいたのは、アイロン台はよほどの事故がない限り壊れにくいということです。耐久性が高いため、一度買えば一生ものになる可能性すらあります。シンプルな構造の道具は、それだけ長く寄り添ってくれるのかもしれませんね。
電源マルチタップ

裁縫をする際、アイロンとミシンを同時に使うため、電気マルチタップは欠かせない存在です。
ある日ふと気づいたのは、私が使っていたマルチタップは、就職時に実家から持ってきたもの。さらに調べると母が祖父母の家から譲り受けたものだと分かり、三世代に渡って使われてきた「National製マルチタップ」だと判明しました。
シンプルなデザインで壊れる気配もなく、本当に長持ちしてくれました。しかし電気製品は内部劣化が見えにくく、発火や火災リスクも伴います。製造年月日も記載されていなかったため、安全を優先し、思い切って新しいものに買い替えました。
買い替えを決断したとき、「安全を守るための更新」と「長く使えるモノの価値」を改めて実感しました。マルチタップのような小物こそ、寿命の見極めが難しいです。
スーツ(パンツ)
スーツパンツは通常クリーニングに出していますが、セットとしての役目を終えると、単品パンツとして使い続けています。自宅で洗濯し、アイロンがけをするのが日常です。
裏地が傷んできたときは、自分で新しい裏地を買ってきて縫い直すこともあります。手を加えながら使うことで、さらに愛着が湧いてくるのです。
唯一の悩みは、愛着が深まりすぎて処分に迷うこと。それでも「手をかけた分だけ大切にしたい」と思える点も、シンプルライフの醍醐味だと感じます。
アイロンを長持ちさせるコツ
アイロンを長く快適に使うためのコツは、とてもシンプルです。
定期的な掃除
アイロンのプレートに汚れやカルキが溜まると、性能が低下する原因になります。プレートは専用クリーナーや酢を使って定期的に掃除し、汚れやカルキを取り除きましょう。
水の選び方
スチーム機能を使う場合は、硬水ではなく蒸留水や浄水器を通した水を使用すると、カルキの蓄積を防げます。
適切な温度設定
衣類の素材に合った温度を設定しましょう。また、長時間同じ場所にアイロンを当てないように注意してください。過度な温度や加熱は、衣類もアイロンも傷める原因になります。
使用後の管理
使用後はアイロンの水を完全に抜き、プレートが完全に冷めるまで片付けないようにしましょう。コードは絡まないように、丁寧に収納することが大切です。
保管方法
アイロンは直射日光や湿気の多い場所を避け、通気性の良い場所に保管します。専用のカバーを使うと、ホコリや汚れから保護できます。
これらの方法を心がけることで、アイロンの寿命を延ばし、効率よく使い続けることができます。どの家電でも同じですが、しっかり取扱説明書を確認し、メーカー推奨のメンテナンス方法を守りましょう。アイロンを長持ちさせるコツは、どれも難しいことではなく、「ちょっと気を配るだけ」の工夫であり、想像以上にシンプルで効果的なので、ぜひ試してみてください。
まとめ:アイロン編【ご長寿シリーズ】
シンプルライフを追求する中で、長く使えるご長寿家電の存在はとても大切です。今回は我が家のご長寿家電「アイロン」と、周辺アイテムについてお話ししました。
- 定期的な掃除
- 水の選び方
- 適切な温度設定
- 使用後の管理
- 保管方法
どんなモノでも、大切に扱えば「ご長寿アイテム」に育ちます。長く使い込むことで、愛着が湧き、さらに丁寧に扱おうという気持ちが生まれます。こうした「良い循環」が、シンプルライフの魅力のひとつです。
せびあなたの身近な道具も、今日から見直してみませんか。
