スマートフォン編【暮らしのカイゼンシリーズ】
バッテリーが異常に熱い、指紋認証が反応しない。別々の故障に見えるこの2つは、発熱が関係していることがあります。4年半使った私のスマホが、まさにそうでした。修理専門店の見積もりは、部品の入手に2週間、交換費用は2万円程度。それでも使用年数を決め手に、バッテリー交換ではなく本体の買い替えを選びました。
スマートフォン編【暮らしのカイゼンシリーズ】
私の理想は「やりたいことに時間を使える生活環境」を手に入れること。そのために始めたのが「暮らしのカイゼンシリーズ」です。
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→トイレ編【暮らしのカイゼンシリーズ】
今回のテーマは「スマートフォン」です。毎日使い、長く付き合う道具でありながら、買い替えのタイミングは意外と判断が難しいものです。また、昨今はスマートフォン本体の価格も上がっており、買い替えをためらう理由の一つになっているのではないでしょうか。
買い替えを考えるきっかけになった不調

そもそも、今まで使っていた端末が我が家に来た経緯が少し変わっています。
前の前のスマホを、電車の座席の内部に落としてしまったのです。座席の隙間から吸い込まれるように消えていき、何とか取り出してもらったときには本体がひしゃげて再起不能でした。とても気に入っていた端末だったので、寂しく、残念で、悔しい。とはいえ、使えないのでは仕方がありません。そこで緊急で買ったのが、この4年半を共にした端末です。
そして4年半が過ぎたころ、いくつかのサインが出はじめました。
- バッテリーの発熱が尋常ではない
- 気づくと指紋認証が反応しなくなっていた
はじめは、セーフモードで立ち上げ直すと指紋認証が復活していました。ところが、それで持ちこたえたのは1か月ほど。その後は、どうにもこうにも動かなくなってしまいました。
調べてみると、端末が高温になりすぎたとき、本体を守るために一部の機能を止める仕組みがあるようです。指紋認証も、その対象になることがあるとのこと。そのため、私の端末で起きていた指紋認証の不調も、指紋センサーそのものの故障ではなく、発熱と関係していた可能性があります。
別々の症状に見えていましたが、実はつながっていたのかもしれません。
買い替えか、バッテリー交換か
不調が続くようになり、次に考えたのは「本体を買い替えるか、バッテリーを交換して使い続けるか」でした。
もちろん、費用だけを考えればバッテリー交換のほうがずっと安く済みます。そこで、まずはバッテリー交換を選んだ場合のメリットとデメリットを整理しました。
バッテリー交換のメリット
- 買い替えより費用が抑えられる
- 使い慣れた端末をそのまま使い続けられる
- 買い替えに伴うデータ移行が必要ない
バッテリー交換のデメリット
- 劣化するのはバッテリーだけとは限らない
- 4年半使った端末では、ほかの部分にも不具合が出る可能性がある
- OSやアプリのサポート期間にも限りがある
バッテリー交換には、契約キャリアを通して依頼する方法と、修理専門店に依頼する方法があります。
キャリアを通す場合は安心感がある一方、修理中は貸し出し端末を使うため、一度データを移行する必要があります。また、端末を2~3週間程度預けることになります。
修理専門店の場合は、在庫があれば比較的早く対応してもらえます。ただし、機種によっては部品を入手できず、そもそも対応できないこともあります。また、交換後の不具合への対応にも限りがあります。
予備端末へのデータ移行や修理期間の長さを鑑みて、私は、交換するのであれば修理専門店にお願いしようと考えていました。
そこで、実際にお話を伺いに行ったのはこちらのお店です。
取り扱いのある機種ではありましたが、部品の入手まで2週間程度。部品が届いたあとの交換作業は1~2時間、交換価格は2万円程度と、詳しく教えてもらうことができました。
なお、ここに書いた金額や期間は、私が問い合わせた時点での、この機種についての見積もりです。修理できるかどうかも含めて、機種・部品の在庫状況・時期によって変わります。検討される場合は、必ずご自身の端末で確認してみてください。
ここまで具体的な費用や期間がわかったところで、あらためて考えたのが、この端末をあとどれくらい使いたいかということでした。そこで決め手になったのが、すでに4年半使っているという事実です。
せっかくバッテリーを交換しても、すぐに別の不具合で使えなくなってしまうのでは、いかんともしがたい。そう考えて、一念発起して新しい端末を購入することにしました。
私が選んだスマホ
新しく迎えたのは、Xperia 10 VIIです。
正直に書いておくと、これは単純に私の好みです。性能を比較して最適解を導き出した、という話ではありません。
ただ、長く使うものだからこそ、できれば自分の好きな端末を選びたいと思っています。最近のスマホは本体がとても高価です。気に入らなかったからといって、簡単に買い直すわけにはいきません。
それなら、性能や価格だけではなく、「これを長く使いたい」と思えることも、選ぶ基準のひとつでよいのではないでしょうか。
好きだから長く使える。長く使うから、好きなものを選ぶ。スマホに限らず、この順番は暮らしの道具選び全般に当てはまるように感じています。
一方で、端末そのものへの好みより、買い替えや設定の手間を少なくすることを優先するのであれば、iPhoneも選択肢になると思います。
これは私の実感ですが、たとえば、
- 家族分の端末をまとめて管理したい
- 比較的頻繁に端末を買い替える
- データ移行や設定変更にあまり手間をかけたくない
といった場合です。
もちろん、Androidにも移行ツールがありますし、機種の選択肢が広いという利点もあります。私自身は「好きな端末を選びたい」という理由でAndroidを使い続けています。
どちらが優れているかではなく、スマホ選びで何を優先したいかの違いなのだと思います。
スマホの買い替えで、毎回つまずくこと
スマホの更新頻度が少ないぶん、私は買い替えのたびに同じところでやらかします。
移行できないデータがある
今回いちばん困ったのは、「タバタタイマー」アプリでした。
アプリそのものは新しい端末に入れられます。ところが、自分で登録したメニューのメモまでは移行されません。今回も、消えたメモを眺めて「あ、前回も移行できなかった」と思い出しました。そして毎度、「まぁいっか」となって作り直すことになります。
キャリアやOSが用意している移行ツールは、連絡先・写真・アプリ本体まではきれいに移行してくれます。しかし、アプリの中に保存した個別のデータまで移行できるとは限りません。ここは端末の性能とは無関係で、アプリごとの作りに左右される部分です。
対策としては、買い替え前に「移行できないとわかっているデータ」と「なくなると困るデータ」をスクリーンショットで残しておくのが確実です。
私は毎回、これを忘れます。
古い端末はすぐに手放さない
私は、古い端末をすぐには手放しません。今回も2週間ほど、サブ機として手元に置いていました。
理由は2つあります。
- データの移行忘れがないかを確認するため
- 新しい端末を、以前と同じ設定にできたかを確認するため
手放してしまうと、確認のしようがありません。「あのアプリの設定、どうなっていたっけ」と思ったときに、実物が手元にあるかどうかは大きな差になります。
急いで手放す理由がないのであれば、確認期間として2週間ほど猶予を持たせておくと安心です。
古いスマホは回収制度で手放す
データ移行と設定の確認が済んだあと、古い端末は回収制度を利用して手放しました。
我が家の方針として、基本的にモノは捨てません。回収制度があるものは、できるだけ利用するようにしています。今回はdocomo契約だったため、docomoショップへ持ち込みました。
スマホには、フリマサイトで売るという選択肢もあります。ただ私は、フリマサイトで出品者側に立たないと決めているため、この方法は取っていません。
・詳しくはこちら
→フリマサイトをより賢く使う【靴編】
回収制度を選ぶ理由は、手間の少なさだけではありません。個人情報が入っていた端末だからこそ、私にとっては回収制度を利用するほうが安心して手放せます。データの初期化は自分で行いますが、その先の処理を任せられるのも大きな利点です。
まとめ:スマートフォン編【暮らしのカイゼンシリーズ】
スマホは、そう頻繁に買い替えるものではありません。だからこそ、今回の経験から、次の買い替えで検討したいことを整理しておきます。
- 複数の不調が出たら、修理や買い替えを考えるきっかけにする
- バッテリー交換か買い替えかは、使用年数や修理費を含めて考える
- 買い替え前に、移行できないと困るデータを確認する
- 古い端末はすぐに手放さず、データや設定の確認期間を設ける
- 確認が済んだら、自分に合った方法で古い端末を手放す
スマホは、暮らしの中でも特に使用時間の長い道具です。だからこそ、性能や価格だけで選ぶのではなく、自分が好きだと思えるかどうかも、立派な判断基準になると思っています。
高価だからこそ、長く使う。長く使うからこそ、好きなものを選ぶ。そして役目を終えたら、自分が納得できる方法で手放す。
あなたのスマホは、そろそろ何かサインを出していませんか。
